佐藤さくら/著・東京創元社創元推理文庫/刊 この『魔導の系譜』は、野郎のバディものというか、ブロマンスが好きな人にはお勧めの作品。ファンタジーなんだけど、ダメダメ師匠と圧倒的な才能を持つ弟子のお話だから。 …
【小説感想】宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀
辻村七子/著・集英社オレンジ文庫/刊 たとえ目を閉じていても脳裏に浮かぶその姿はただひたすら美しい宝石商リチャードと、美しいと一生言い続けるなんて言われるまでもなく当たり前な宝石商見習い(仮)中田正義の物語…
【小説感想】宝石商リチャード氏の謎鑑定 龍の季節
辻村七子/著・WEBコバルト掲載 WEBコバルトで公開された短編小説です。リチャードの香港時代のお話で、要するにリチャードとヴィンスがこじれちゃったいきさつについて、ヴィンスの目線で語られる内容。これはやっぱ、第2部完結…
【小説感想】サイメシスの迷宮 完璧な死体
アイダサキ/著・講談社タイガ文庫/刊 推理小説っていうより警察小説かな。犯罪小説かもしれない。主人公は野郎2人っていうバディもの。2人とも警視庁の警察官で、プロファイリングを専門とする捜査係に所属して犯罪捜…
【小説感想】十二国記『白銀の墟 玄の月』③④
小野不由美/著・新潮社新潮文庫/刊 最初に思いっきり言っちゃうけどね、この『白銀の墟 玄の月』って、十二国記シリーズ完結編じゃないよね? 違うよね? なんか全然足りないよね? 戴国編は一応の収まりをみせたけ…
【小説感想】十二国記『黄昏の岸 暁の天』
小野不由美/著・新潮社新潮文庫/刊 十二国記『黄昏の岸 暁の天』を、ここ数日のうちに読み返した、という人は多いはず。ええ、私もですよ。やっぱ続編の『白銀の墟 玄の月』1巻2巻を読んで「ええええ? いったいど…
【小説感想】十二国記『白銀の墟 玄の月』①②
小野不由美/著・新潮社新潮文庫/刊 18年、待ちに待ってついに登場した十二国記完結編(たぶん)の『白銀の墟 玄の月』。もう十二国記ファンは速攻で飛びついて貪るように読んだことでしょう(私もだ)。 しかし発売…
【小説感想】十二国記『風の海 迷宮の岸』
小野不由美/著・新潮社新潮文庫/刊 最初に言っておきましょう。十二国記シリーズを初めて読む人は、この『風の海 迷宮の岸』と『黄昏の岸 暁の天』『魔性の子』という3作は最低限読むべきですよー。そうすれば、18…
【小説感想】十二国記『月の影 影の海』
小野不由美/著・新潮社新潮文庫/刊 18年振りに続編が出版されることで話題になってる『十二国記』。始まりの『十二国記』みたいな物語である『魔性の子』が発売されたのが1991年だから、シリーズとしては30年近…
【小説感想】宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚
辻村七子/著・集英社オレンジ文庫/刊 くたびれた顔をしているときでさえ悲しくなるほど美しい宝石商リチャードと、へこたれている相手には暴れない大型犬になるワザを覚えた宝石商見習い(仮)中田正義の物語、第9集。…